「大和路ろまん文庫」は2009年7月より地元奈良で毎月発刊を続けている、四季折々の奈良の風物と、古刹や町並みを舞台にした短編小説シリーズです。時間軸は現代に控えながらも、そこかしこに古(いにしえ)の木漏れ日も覗く心温まるショートストーリーを毎月1作品、中旬ごろ発行し、奈良町(ならまち)各所でフリーで配本しております。ただ、冊数が限定されているため入手困難との声が多く、今回電子書籍化の運びとなりました。どうか、この地に脈々と流れているロマンの搏動を感じていただき、奈良の古くて新しい魅力を再発見していただく縁(よすが)になるようなものになればと考えています。
電子書籍化第1号の「時計」(永野春樹著)は東大寺二月堂、秋篠寺をエリアとして、旅先で知り合った男女がそれぞれ携えていた父母の遺品(時計)に導かれて紡ぐ、世代を超えた出逢いの物語です。
奈良にお越しの際は「大和路ろまん文庫」を探して是非、手にとってみてください。
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